林檎花図 伝 趙昌筆

(りんごかず ちょうしょう)

年 代:南宋時代
材質・技法:絹本著色
サイズ(cm):縦23.5 横25.2

中国の花卉画で花木の一枝を描いたものを「折枝」と呼ぶ。団扇形の小画面に林檎の花の一枝を描いた本図は古来北宋の折枝画の名手、趙昌の作と伝えられてきた。林檎の花は、美しく開いたもの、ほころびかけたもの、まだ蕾のものとが、柔らかい暈しと細いが確実な輪郭線によって描き分けられている。写実に徹しながら花の可憐さと凛とした雰囲気を持ち、実際の制作年代は南宋と思われるものの、趙昌の名に恥じない名作となっている。