今の技術力に安座しない創意への情熱が世界の頂点へと導いてくれる。

学生時代の経験が今の仕事に活きる

会社に入って新しいことへチャレンジする場面に遭遇した時や、実際にポンプ製作やトラブル解決などの業務を担当して、研究室での知識だけでは不足していると痛感させられました。学生時代に習得した知識も大切ですが、問題解決へのプロセスの方が大事だと感じます。その点では研究室を変更したことや、怪我で10年以上続けた野球からフットサルに転向したことなどで、悩んで解決に至った経験が役立っていると感じます。

現在の仕事

現在、私は荏原の主力製品であり、産業機械で不可欠な技術であるポンプの自社技術ブラッシュアップを行っています。ここ最近は国内外の電力向け市場における競争力強化を図るために、対象機種の効率改善を担当しています。

市販コードを使用した解析によるハイドロ改善案や性能改善形状などを、開発設備の試験能力に合わせてモデル試験機に落とし込み、検証を行っています。国内外でシェアトップを目標とした製品の開発を目指しています。

私は、社員の方が活き活きとしているところに惹かれて入社を決めましたが、社風や『らしさ』などは人に現れると思います。厳しい局面に遭遇して諸先輩たちと解決に立ち向かう時、自分の選択理由が間違っていなかったことに気付かされます。

仕事のやりがい

お客様に納入するポンプは設計・調達・製造・組立・試験・工程管理が必要になり、工場内の複数部署を経て出荷まで至りますが、開発はそのすべてをやらなければなりません。大変ではありますが、製造から評価までものづくりのすべてが経験できるところが開発の醍醐味ですし、担当しているものの成果が市場での受注の可否に直結するところにやりがいを感じます。

実際には、開発業務は様々な部署の協力で成り立っていますので、業務依頼をするのが開発の仕事の大部分です。製品優先で工場対応が遅れたり断られたりもしますが、工場の人たちは情熱を持って対応してくれますので、こちらのモチベーションもさらに上がります。いまこうした日々の中で私が想いを強くしていることは、荏原技術を世界トップレベルまで引き上げたい、ということです。

ポンプ産業は飽和産業とよく言われますが、需要を海外に求めるためには、海外の競合他社に勝たなければなりません。また実績面での努力も必要となります。顧客ニーズに沿ったものづくりで、競争力の伸び代は十分あると考えますが、それを支える技術が文句なく戦えるレベルにしたい。創業から100年にわたり培ってきた荏原の技術なら可能だと思います。成功は失敗の先にあるものだと信じ、開発を続けていきたいです。

「荏原らしさ」とは

開発試験段階で見つかった不具合で試験が中断してしまい、追加工を工場に依頼することがあります。試験再開を急ぐため、技術的に難しく短納期なお願いになってしまうにも関わらず、現場に行って相談すると、工場の皆さんは“できない”とは言わず、こちらの要求に応えようとしてくれる。これは本当に誇れる社風だと思います。「熱と誠」は、ニーズに応えられるまで負けず嫌いを貫くことと解釈していますので、工場全体で体現されていると感じます。

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