CSR

高い倫理観をもって事業を行い、人々との信頼関係を築きながら、社会・環境の価値向上を目指します

多様性

多様性(ダイバーシティ)

多様性の尊重

 荏原では、2019年にありたい姿として「性別、国籍等によらず個々の能力を伸ばし最大限に発揮させるための環境の整備、及び発揮された能力にふさわしい対価で報いるための制度の導入」を目指しています。2015年4月に社長直轄でダイバーシティ推進の専門部署を設置し、経営戦略の一つとしてダイバーシティの尊重に取り組んでいます。

ダイバーシティ宣言

 "一人ひとりが強みを発揮し、仕事を通じて成長できる環境をつくります。
 お互いの価値観を尊重し、相互に響き合う企業文化への変革を進め、会社の成長、社会への貢献を実現していきます。
 業務革新・生産革新を行い、多様な働き方を選択できる職場づくりを目指します。"

 荏原がより強い企業となり成長し続けるために、これまでの日本人男性中心の会社経営に、性別や国籍などにとらわれず多様な人材を参加させます。また、社員一人ひとりが個性を活かし、能力を最大限に発揮できる就業環境を整えています。

ダイバーシティ推進の取り組み

 「意識改革、風土改革」「制度・環境の整備」「業務改革、業務の見える化」の3方向からの取り組みを実施し、”女性活躍推進を切り口とした働き方の改革”を推進しています。

◆管理職の意識改革

 荏原グループ経営者及び上級管理職を対象に、女性社員をはじめとしたダイバーシティ推進に関する理解促進や、社員1人ひとりの事情に応じた職場マネジメントを学ぶことを目的とした研修を行っています。荏原グループ経営者には外部講師による講演(2015年度「経営戦略としての女性の活躍推進」、2016年度「人材の多様性を活かす組織改革」)を実施しました。また、上級管理職は外部講師による講義とグループワークを通じて、ダイバーシティマネジメントに関する理解を深めています。

荏原グループ経営者研修
上級管理職研修

◆働き方を考える懇談会の実施

 2015年より、社員と社長による「ダイバーシティ」をテーマにした懇談会を開催しています。2016年度は、「男性社員の家事・育児参加」「営業拠点での働き方改革」をテーマに、さまざまな職場から参加した社員の率直な質問に社長が答えるなど、意見を交わしました。今後も社長との直接対話の機会を含め、ダイバーシティ推進への理解を深める機会を増やしていきます。

◆長時間労働を是とする職場風土の改善

2016年度に働き方改革の推進及び具体化を検討する専門委員会を労使合同で立ち上げ、ワーク・ライフ・バランスの実現に向け協議を重ねています。

◆管理職・総合職のキャリア開発と能力開発

キャリアマネジメントプログラム
 2015年度に導入したキャリア形成支援制度で、管理職の一部及び総合職を対象に、段階的に実施しています。社員は自らのキャリアについて考え、上司や人事部門は経営戦略も踏まえながら、実現に向けて支援しています。

◆柔軟な働き方を選択できる環境の整備

 社員が育児や介護といったライフステージを迎えた際にも仕事と両立しながら安心して働き、最大限に能力を発揮し続けられるように環境を整えています。

◇仕事と育児の両立支援制度 (★は法定を超える整備)
妊娠中 つわり休暇
母性健康管理のための休暇等
出産 産前産後休暇 ★
配偶者出産・育児休暇
育児中 育児休業制度
短時間勤務制度 ★
時差勤務制度
時間外労働の免除・制限
深夜業の制限
子の看護休暇 ★
在宅勤務制度
◇仕事と介護の両立支援制度 (★は法定を超える整備)
介護中 介護休業制度 ★
介護休暇
短時間勤務制度 ★
時差勤務制度
時間外労働の制限
深夜業の制限
在宅勤務制度

◎介護セミナーを実施
 2017年度は、仕事と介護の両立支援を目的に、外部講師を招き、働きながら介護をするコツについて介護に関する基礎知識を交えたセミナーを実施しました。セミナーでは、当社の介護に関する人事制度について利用時のポイントも紹介しました。セミナーに参加でなかった社員へのフォローとして、介護セミナーの様子を収めたDVDを作成し貸し出しをしています。
 この他に、介護に関する支援策として介護マニュアルを作成しイントラネットで公開しています。 
◆時差出勤制度・短時間勤務制度の利用者数(人)
2014年 2015年 2016年 2017年
時差出勤制度
30 32 31 38
16 15 18 14
短時間勤務制度
0 0 0 2
102 125 143 156
※2017年4月現在
※短時間勤務制度の利用時間と期間
 勤務時間を、1日1時間45分を上限に15分単位で短縮できる。育児を目的とした場合は、子どもが小学校を卒業するまで利用可能。介護を目的とした場合は、介護休業制度とあわせて最長1年間の利用が可能。

◆生産性向上を目的とした執務職の業務改革

 これまで生産部門が主体となり取り組んできた生産革新活動に加え、執務職の生産性向上のための業務改革にも着手しました。日常業務の見直しから始め、業務の見える化や、ITの活用などに取り組んでいます。

女性活躍推進

従業員・管理職における女性比率と目標

 女性社員が仕事を通じ成長している実感を持ち、自らの能力が発揮できていると感じながら働ける会社を目指しています。そして、その実現に向けて働くことに誇りを持ち、キャリアアップができる支援をしています。

 2017年4月現在、荏原の女性従業員比率は20.8%、管理職に占める女性従業員の比率は5.2%です。2020年4月までに管理職に占める女性従業員の比率を7%にすることを目標に、女性活躍推進法に基づく「一般事業主行動計画」を策定しました。




女性従業員数・管理職数の推移

女性従業員数の推移
※各年4月1日現在
女性管理職数の推移
※各年4月1日現在

女性のためのキャリア形成支援

 女性社員を管理職、管理職手前、若手の3階層に分類し、各層に合わせたキャリア形成支援の強化・加速を行っています。

【具体的な取組み】
キャリアデザインセミナー
 30歳以下の総合職女性を対象に、女性特有のライフイベントを含めたキャリア形成に関するセミナーを開催しました。3ヶ月後に実施したフォローアップは上司も対象とし、女性部下に対するキャリア支援の知識を習得しました。プログラムの最後に上司と女性社員がキャリアについて直接話し、お互いへの期待や課題認識を共有しました。

各種交流会の実施
 女性社員のキャリアに対する悩みや不安の軽減を目的に、先輩社員の経験談を聞いたり、背景の近い女性社員同士でディスカッションする機会を提供しています。女性社員のネットワーキングの機会でもあり、今後も継続していきます。
1.異業種交流会
  業種や職種を超えた意見交換により新たな気づきを得ることを目的に、異業種交流会に女性社員を派遣しています。   
2.キャリアと育児の両立
  ライフイベントを含めたキャリアに対する不安を払拭し、女性社員が自らのキャリアビジョンを主体的に描くことを目的に、育児とキャリアの両立を経験した先輩社員との交流会を開催しています。

先輩社員のキャリア紹介
 女性社員が自己のキャリアを考える際の参考として、先輩女性社員による仕事経験コラムを定期的に配信しています。

外部研修への派遣
 女性社員の能力開発および成長の促進を目的に、外部研修に継続的に派遣しています。知識やスキルを習得するだけでなく、社外ネットワーク拡大につながっています。

総合職転換試験制度  
 過去の職群別採用において一般職として採用された女性社員が、更に能力を発揮できる環境の整備として、これまで上司推薦で実施してきた総合職転換試験を2014年度から自薦式に変更しました。意欲ある女性社員に対する活躍の機会拡大であり、試験合格者に対しては、総合職への意識変化を促す説明会やフォローアップ研修を行い、新たなキャリアへ向けての支援を行っています。

女性社員による業務改善活動
 2016年度から、営業拠点や工場部門に所属する女性社員による業務改善活動に取り組んでいます。日常業務に対し改善の視点を持つことを意識的に行い、改善のプロセスを学ぶことから始めています。この活動をきっかけに、社内外のネットワークを広げ、改善の視野が広がる社員も増えました。成果は、社内発表会や定期的なニュースレター「働き方改革通信」を発行し報告をしています。

外部評価

各種団体や都道府県などが実施する女性活躍推進に関する認証を取得しています。

主催団体 認証制度
新潟県 ハッピー・パートナー企業(新潟県男女共同参画推進企業)
愛知県 あいち女性輝きカンパニー
愛知県 ファミリー・フレンドリー企業
広島県 仕事と家庭の両立支援企業
福岡県 子育て応援宣言登録証
名古屋市 子育て支援企業
広島市 広島市男女共同参画推進事業者表彰
※2017年9月現在

外国籍従業員の雇用

 2011年より積極的に外国籍従業員の本社採用を推進しています。人事・人材開発方針に即し、グローバル競争に対応したスピード感の事業遂行を可能とするため外国籍人材の雇用と活用を推進しています。

また、外国籍従業員が積極的に活躍できる様々な支援策も行っています。荏原グループのグローバル発展のために、人材のグローバル化、多様で優秀な人材の確保と育成を継続します。

◆主なグループ会社の外国籍従業員の雇用状況(人)
EBR ED EFB ERS EETC EEP EFT EA 合計
2016年度
従業員数
4,014 217 292 558 456 2,182 200 129 8,048
2016年度 100 1 0 4 20 2 1 0 128
2015年度
71 1 1 4 23 2 1 0 103
2014年度
51 1 1 4 22 0 1 0 80
2013年度
38 1 1 2 18 0 1 0 61
※2017年3月31現在
※EBR:荏原製作所 ED:荏原電産 EFB:荏原風力機械 ERS:荏原冷熱システム EETC:荏原エリオット EEP:荏原環境プラント EFT:荏原フィールドテック EA: 荏原エージェンシー

障がい者雇用

 地域・社会と一体になって障がい者の職業的自立と社会参加の場の創出を図るとともに、荏原グループの障がい者雇用率の向上に取り組んでいます。その一環として、2012年度に特例子会社「荏原アーネスト(株)」を設立しました。

◆主なグループ会社の障がい者実雇用率(%) 
EBR ED EFB ERS EETC EEP EFT EA
2016年度 2.48 1.09 1.69 0.88 1.99 2.00 1.01 -*
2015年度
2.30 0.94 - * 0.91 1.77 2.03 1.02 2.35
2014年度
2.24 0.94 - * 1.03 1.66 1.81 1.08 2.28
2013年度
1.80 0.50 - * 1.20 1.90 1.80 - * - *
※2017年3月31日現在
※「-」は障害者雇用促進法対象外
※EBR:荏原製作所 ED:荏原電産 EFB:荏原風力機械 ERS:荏原冷熱システム EETC:荏原エリオット EEP:荏原環境プラント EFT:荏原フィールドテック EA: 荏原エージェンシー

高齢者の活用

 日本国内の荏原グループは60歳を定年と定めていますが、特殊な技能、技術、資格や知識を有する人、高度で卓越・熟練した専門能力を持つ人を定年後も再雇用する制度を設け、高齢者の活用に努めています。

◆主なグループ会社の定年退職者雇用(人)
EBR ED EFB ERS EETC EEP EFT EA 合計
2016年度
従業員数
4,014 217 292 558 456 2,182 200 129 8,048
2016年度 341 22 24 49 34 38 5 10 523
2015年度
314 23 9 9 49 174 7 16 601
2014年度
298 24 11 37 37 62 6 2 477
2013年度
305 22 14 46 34 52 6 16 495
※2017年3月31日現在
※EBR:荏原製作所 ED:荏原電産 EFB:荏原風力機械 ERS:荏原冷熱システム EETC:荏原エリオット EEP:荏原環境プラント EFT:荏原フィールドテック EA: 荏原エージェンシー