2022年09月05日
荏原製作所(以下:荏原)は、リージョナルフィッシュ株式会社(以下:RF)のシリーズBラウンドに、第三者割当増資により3億円を追加出資いたしました。
当社は2020年よりRFとの業務提携を通じて、創業以来培ってきた流体・熱制御などの技術を活かした陸上養殖の省力化・自動化に関わる開発を進めています。2021年には、RFの開発拠点である京都における協業の取り組みが認められ、RF、関係機関と共に「大学発ベンチャー表彰2021 経済産業大臣賞」、「第4回 日本オープンイノベーション大賞 農林水産大臣賞」を受賞しました。
RFは、ゲノム編集技術で品種改良した可食部増量マダイや高成長トラフグに関する各省庁への届け出を完了しました。当社は、RFへの追加出資を通じて、さらなる成長に向けた連携強化を行います。
RFは今回調達した資金により、水産物の量産体制の整備、品種改良および養殖のスマート化に関わる研究開発を加速させ、水産物の生産体制強化を目指します。
当社はRFとの連携により、「海を休める」をコンセプトに、主にスマート養殖の分野において、低環境負荷で美味しい魚を安定して供給できる陸上養殖システムの早期構築を目指します。そして、当社の長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる5つのマテリアリティ(重要課題)の解決に取り組み、持続可能で「水や食べる物に困らない世界」の実現に貢献していきます。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。