材料技術
二相ステンレス鋼製製缶ポンプ
腐食シミュレーション
耐腐食技術
海水淡水化施設や大量の冷却水を使用する発電所など、多くの施設で海水が利用されていますが、ポンプを構成する多くの金属材料は海水中で腐食する場合があります。
海域によって異なる塩分濃度や温度、材料の種類や異種金属の接触、水の流れや流速差など、様々な腐食要因について、豊富な知見と経験を蓄積しています。
材料選定やカソード防食、境界要素解析技術による腐食防食問題予測、二相ステンレス鋼製製缶ポンプの開発などによって、ポンプでの海水の安定的な送水を可能にしています。
二相ステンレス鋼製製缶ポンプ
荏原は、それまで溶接が難しく大型海水ポンプに使用されていなかった二相ステンレス鋼の溶接の弱点を、自社の溶接技術によって克服し、耐海水腐食性に優れた大型海水用ポンプとして、二相ステンレス鋼製製缶ポンプを開発しました。
現在は、大量の海水を利用する様々な施設で活躍しています。
耐サンド・エロージョン技術
ポンプの送水において、水に含まれている土砂が羽根車やポンプ内部の部材表面に繰り返し衝突することで、摩耗が発生します。
荏原では、摩耗量の予測技術やセラミックス含有溶射被膜などの耐エロージョン技術によって、ポンプの安定稼動を可能にしています。