トレーサビリティ※についての要求がさらに高くなりました。藤沢事業所V7棟ではシリアルナンバーによる個体管理を行い、寸法などの品質データや加工時の加工機の状態、使用した工具の状態などを採取して紐づけを行います。設備導入においても、加工そのものの機能以外に加工時の状態監視データを採取・活用できる形を意識するようになりました。
デジタル化を進めて、欲しい情報がすぐ手元でわかる工場にしたいですね。不具合分析などもAIを活用できたらと思います。そういった工場を実現するには、やはりいろいろな知識を持つ専門分野の方とのコラボレーションが欠かせません。若い人も含め、さまざまな人の技術や知恵を取り入れていきたいと思っています。
※トレーサビリティ:製品やサービスが製造され、消費されるまでのプロセスを追跡する品質管理方法